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日本損害保険協会のデータから(ショーファーサービスのコラム 2021/7/1)|コラム(詳細) COLUMN

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日本損害保険協会のデータから(ショーファーサービスのコラム 2021/7/1)

日本損害保険協会のデータから(ショーファーサービスのコラム 2021/7/1)

毎年、警察庁より前年の交通事故統計が公表されているのは、良く知られています。
実は、一般社団法人日本損害保険協会でも交通事故に関する統計が公表されています。
こちらは、毎年、各都道府県別に交通事故多発交差点上位5か所を『全国交通事故多発交差点マップ』として公開されています。
時々、テレビ番組で交通事故の多い交差点が挙げられますが、こちらのデータを基に取材されていると思われます。

最新データは2019年(令和元年)のものですが、東京都においては、意外な交差点が1位となりました。
参考:一般社団法人 日本損害保険協会『全国交通事故多発交差点マップ』
https://www.sonpo.or.jp/about/useful/kousaten/2019/

2019年東京都内での事故件数最多交差点は・・・

『全国交通事故多発交差点マップ』によると、2019年東京都内での事故件数最多交差点は、
青山1丁目交差点:港区北青山1丁目2 青山通りと外苑東通りとの十字交差点でした。

事故件数は10件(重傷事故1件、軽傷事故9件)
2007年より公開されていますが、過去1度も上位5か所の中に入っていない交差点です。

ちなみに2番目以降は
宮前橋交差点:世田谷区代田3丁目41 (事故件数9件:重傷1、軽傷8)
高輪台交差点:港区白金台2丁目25 (事故件数9件:重傷0、軽傷9)
大原交差点:杉並区和泉1丁目1 (事故件数9件:重傷0、軽傷9)
熊野町交差点:板橋区熊野町10 (事故件数9件:重傷0、軽傷9)
の順番になっています。
2番目以降の交差点に比べ、青山1丁目交差点は特徴のほとんどない十字交差点です。
にもかかわらず、2019年の事故件数1位となったことは意外に感じています。

念のため、過去5年間の東京都内の事故件数最多交差点は、
平成26年(2014年)熊野町交差点(板橋区)
平成27年(2015年)池袋六ツ又交差点(豊島区)
平成28年(2016年)熊野町交差点(板橋区)
平成29年(2017年)熊野町交差点(板橋区)
平成30年(2018年)千住宮元町交差点(足立区)と左入橋交差点(八王子市)
があげられ、やはり特徴のある交差点が最多となる傾向にあります。
熊野町と池袋六ツ又は、直上の高速道路の支柱が視界の妨げとなっている、千住宮元町と左入橋は、車線が多く、交通量が多い(最低1方向に2本の右折専用レーンが存在)という交差点の構造上の特徴がそれぞれあります。
それに比べて、青山1丁目は比較的交通量が多いものの、視界もよく、4方向とも右折専用レーンは1本のみですので、構造上の特徴は見当たらない交差点なのです。
それでも年間最多件数の交差点となってしまいましたので、何かがあると思います。

事故類型別件数を紐解くと・・

そこで、青山1丁目交差点での事故類型別件数のデータを見ると、全10件の事故は、
追突3件(30%)
右折直進3件(30%)
左折時2件(20%)
その他2件(20%)
となっていました。
過去5年間のワースト1位となった交差点での事故類型別件数のデータを見ると、千住宮元町交差点が左折時(11件中4件、36%)を除くと、右折直進での事故が圧倒的な比率を占め、青山1丁目のように均等な比率にはなっていませんでした。

右折直進事故は、
①信号の変わり目などで無理な右折をした
②進行方向上にある横断歩道に気を取られ、対向車(直進車)の発見の遅れや見落とし
が、その原因です。
熊野町や池袋六ツ又において右折直進事故が顕著なのは、構造上から無理な進入をしたり、進行方向を気にするあまり対向車の確認が疎かになってしまった結果ではないかと考えられます。
青山1丁目においては、青山通り、外苑東通りともに青信号(左折・直進・右折進行)が点灯します。歩行者もそこそこ横断するため強引に進入した結果、右折直進事故が起きたのではないかと推測します。

一方で、追突事故は、
注意力が散漫な状態や、漫然運転によって、前方をよく見ていなかった
のが、主な原因です。そこで、感じたことが1つあります。

この青山1丁目交差点の手前と信号パターンについてです。
青山1丁目交差点というのは、青山通り側は、
・信号パターンは、青(横断歩道も青信号)→右折のみ進行→赤のパターン
・道路構造は、オーソドックスな直線。ただし、赤坂見附から渋谷方向に対しては、手前に赤坂郵便局前交差点があり、交差点間が短いという特徴があります。
一方で、外苑東通り側は、
・信号パターンは、左折のみ進行(横断歩道は赤・青山通り側の右折のみ進行と同時)→青(横断歩道も青)→右折のみ進行→赤のパターン
・道路構造は、両方向とも直線なのですが、両方向手前約100mにカーブがあり、交差点進入までの見通しが少し悪くなっている上、さらに西麻布側は信号があり、交差点間が短いという特徴があります。

この交差点での追突事故が多い件について個人的な見解ですが、
①外苑東通り側において、権田原側・青山斎場前よりある程度、速い速度で走行、見通しの悪いカーブにある前方の渋滞(信号停車)への確認が遅れて追突
②外苑東通りから青山通りへ左折する車のレーンにおいて、左折矢印が現示されているのを気付かず信号待ちしている車対して、後方の車が発進したことで追突
のパターンがあるのではないかと推測します。
②については、実際に前方の気付かない車に対して、後方の車両からクラクションを鳴らしている場面を見たことがあります。思い込み、「だろう」運転による要因を示す例ではないでしょうか。

やはり基本が大切

日本損害保険協会では、件数の多い事故類型について要因ともに予防方策が掲載されています。
追突事故の場合、運転に集中し、十分な車間距離をとる。
右折直進事故の場合、余裕を持った運転に努め、対向車及び自分の進路の安全確認を十分に行う。
左折事故の場合、余裕を持った運転に努め、左折前には十分に減速し、進路の安全確認とともに左後方の安全確認を行う。
出会い頭事故の場合、周囲の安全確認を十分に行う。

『運転に集中する』、『余裕を持った運転に努める』、『周囲の安全確認を行う』と、運転に関して、至極一般的な言葉ばかりですが、要するに基本を守り、譲り合いを心掛け、強引なことや自分勝手な運転を止めましょうということだと思います。
1.車間距離を取ること
2.(所要時間や走行ルートにおいて)余裕を持った運転を心がけること
3.周囲の目視確認を十分に行うこと。
これらは、役員車を運転することにおいても、当然求められることです。
ショーファーサービスのドライバーをはじめ役員運転手は、まず安全に目的地まで到着することを求められます。そのためには、やはり安全に止まることができる車間距離の保持や地理や道路事情の把握に努めることになるのではないでしょうか。
役員車は、色々な場面において「周囲からみられる」、「目立ってしまう」車です。
役員ドライバーの皆さんにも、「周囲からみられている」ということを再度意識して運転してほしいと思います。
『Good Manners』を心がけて、事故をへらしていきましよう。

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